お供えの心得

神棚に限らず、お墓参りでも仏壇でも

「これをお供えしたらいけないのかしら?」
「これは良いのかしら?」

・・・みなさん、ビビり過ぎです。

自分が良しとするものであれば、
こころを込めて積極的にお供えしましょう。

仏壇に
故人の好きだったビーフシチューをお供えしても
いいじゃないですか。

神棚も、
今日これまでに基本的なルールはお伝えしましたが

「こうしなければならない」という呪縛としてではなく
参考程度に知っておくくらいで十分です。

最後に、こうとくにんげん塾の前身、
「鴻徳神社・神ながらLIVE #69」平成23年(2011)年10月16日より

モラロジー、および柏にある麗澤大学の創始者である
廣池千九郎(ひろいけ・ちくろう)先生の言葉を再読します。

—(ここから)

『廣池千九郎語録』(モラロジー研究所)

◎料理により人を饗応することを馳走という。日本語の馳走は走るということである。
すなわち誠を尽くして苦労することにして、必ずしも美食の謂(いい)にあらず。

◎他人の心の中、胃の腑(ふ)の中まで入り込んで考えうる慈悲がなくては至誠ではない。

◎神仏に物をお供えするには、
生きておられる人と同じような心づかいにてお供えするのじゃ。
皮をむき、味を見て、これならばおいしく召し上がっていただけるとの心が真の祖先供養じゃ。

—(ここまで)